どんな相手が自分に望ましいと思えたかと考えたとき、単純に、
「この人良い、居やすい、素敵だ」
と素直に思える人がジャストだと感じました。
誰かと比較しなくても良いと思える人が、その人の理想だと思います。
いつか理想の人が現れる、
ここで妥協してはいけない、もっと良い人が現れる。
そう相手に対して感じている時は、ゴールになり難いです。
比較してしまう状況
・色んなタイプの人を見つめてみたことがないため、漠然とした不安がある
・会ってもすべての理想条件を満たしてくれなかった、という事で除外している
・色んな人を視野に入れた上で、実際に相性が悪い
たくさんの人を見てみれば、自分に合った人が見つかります。
こんなに頑張っているのに!というほどたくさんの人に会ってもなかなか見つからない人は、条件を限定で除外しすぎているかもしれません…
出会いは一期一会でしかない。顔なのか、性格なのか、年齢なのか、収入なのか、身体スペックなのか。気になっている項目を考えず、考えたことのない人に会った時に、気になっていたものは本当に必要だったか決めてみてください。
できる限り自分の好みを尊重して探して、会ってみて居ないと思ったら、必須だ!と決めていたポイントから外れてでも色んな人と会ってみるべきだと思います。
たとえば何人かの交際経験の中で「やはり年下が最高だ、年下が一番自分に合っている」と思っていても、
今の自分の年齢では、実は年上の方が向いているかもしれない。若い頃は年下の方が自分に優しくしてくれる人が多かった…それはたまたま、年齢によるものではなく、それぞれ個人の資質にすぎなかったのかもしれない。年上に優しい人が存在しないなんて、そんなことはないでしょう。
月日と得た環境が、日々自分の視点を変えていくはずです。
私は最初、安易に行動するのはどうなのかと思いながら、高スペック男性に会ってみようと思い立ちました。
実験です。
高学歴、大手企業所属、TOEIC 900 点台、身長180cm。
どうやって探し当てたのかというと、自らの検索ではなく、アプリ側からのサポート「いいね!してみよう」機能で偶然そうだったのだと思います。自分だとなかなかピンポイントに選ばないような人を勧めてくるので、意外と使いました。
そして、実際に会ってみました。
今回の記事は、その体験です。具体的に書いていますので、さらっとお読みください笑
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会う前にまずはデータ収集
まずマッチングは無事に済み、お互いどんな趣味・普段何しているか・どんな仕事をしているかなどのデータ交換をする。
データ交換中に、
「適切な日本語を使用しているか(やたらひらがな、敬語の使い方がおかしい、など)」
「自分と相性の良さそうな文面か(初期段階でLINEのような頻度で、会話のように何度もやり取りするのが個人的に苦手)」
「共通点はあるか(会えた時のネタ)」
などを聞き合います。
私の場合、マッチングしたらすぐ会える方を優先しました。やり取りばかりで会う事に抵抗があると先に進みづらいですし、会うまでは結局最低限の情報交換はするので、ただ異性に会いたがっている真剣度の低そうな人は除外します。
そして実際に会う場所を決めることになりました。この時、場所を決めてくれるかどうかで揺らぐ事があります。
「どこでも良い、と言われて決めてくれない」「意思を聞かれず勝手に決められた…」
ちょっと上記のような時は嫌に思いますが、嫌いになるほどでもありません。
私は相手が決めてくれました。ガラス張りの開放的なカフェで、行った事があったし、好印象な場所決めでした。
いざ、実際にお会いしましょう
LINE交換はせず、アプリ上で特徴を言い合い、駅で待ち合わせました。
自身が低身長なので、180cmは本当に大きかったです。そして相手が色白だったため、晴れの日に見るお相手の姿は眩しくて、見上げても顔が良く見えませんでした。物腰は柔らかで初見は好印象でしたが、会った瞬間は緊張していてとにかく店を目指します。
駅から近い店だったので、エスコートを受け店内へ入ります。
メニュー選びからですが、そこから少し不穏な雰囲気を感じ取ります。
「どんな料理がお好きですか?」
と聞きました。そう言いつつ、ランチメニューなので限られた中から好きなものを選ぶだけです。しかし彼の返事は、
「ん?」
何かが、変?
(… …?)
聞こえなかったのかな?と思いもう一度言いますが、もう一度「ん?」と言われてから、少し時間を要し、返事がきます。
その違和感は的中しました。この「ん?」は聞こえなかった?というタイミングで言われるわけではなく、3回に1回は言われます。なんだこいつは、と思いました。ほぼその謎の相槌が挟まれるため、必死に話しかけようとも会話は弾みません。
スペックの確認はできました。実際に働いている大手企業での自身の経験年数や立場、プライベートでの暮らし方。
しかしめちゃくちゃ疲れました。何をやっているのかと思う時間です。
ああ、これが無駄な時間であると。
しかしこの日はあくまで「高スペックに会ってみる」実験回だと思っていたため、会話の趣旨を変え、自身がその時に嵌っていたコンテンツ(男性向け内容なので良い印象になり得ない)について勝手に話し出しました。
すると、手のひらを返したように相手は流暢に会話しだしました。「ん?」は一言もありません。
その数分だけは楽しかったです。
結果、1時間そこで食事し、お会計をして頂き、「では、今日はありがとうございました」とそれ以上以下無い言葉を先手で言われ、終了しました。
初見で見た目が好みでなかったか、残念がられたからぞんざいな会話をされたのでしょうか。
にしろ、高スペックだからといって、素敵なかわし方をされるか、素敵な会話ができるか、といったらそうではないという事がこの日よくわかりました。
こんな時、時間をかけてその店に行ったりしていたので、後悔の気持ちが募ります。
が、必ず「実験回」という理由をつけると心が楽です。
教訓は得られました。
わかったこと
ここで、自分には高スペックは向いていない…と、完全否定する必要もありません。高スペックには内容も、それこそ個人の性格の違いなど様々あります。
毎回、自分で得られた事を探します。しかし、無くても大丈夫。絶対得られるものがあるはず!と思うと身が持ちません。
私はここで、自分と「普通の会話をしてくれる人間」を探したいと思いました。
普通に話せる異性の友人は居るのです。現れないわけがありません!