今年iPhone12 が登場しました。
私は、Galaxyのサムスン初の日本向け端末「Galaxy S」発売開始から同シリーズのスマートフォンを手に取っている、根っからのAndroidユーザーです。
今回iPhone12 mini の登場によって、iPhoneを試してみる機会ではないかと考え、乗換えを検討しました。
その理由は「軽い」ことです。
私はGalaxyが好きでしたが、年々大きく価格も高騰しているGalaxyにいよいよ手が届かなくなり、前回ミドルレンジのAndroid端末OPPOを泣く泣く購入しました。
しかし今回、名前に「mini」の付く最小最新機種が登場。
何とか価格も10万まではいかず、携帯を支える指が病院に行くほど痛くなってきたこのタイミングで、OSは違えど試す勇気を持とうと、意を決した次第です。
そんな生粋のAndroidユーザー(それほど機械に詳しいわけではありません)がiPhoneを1か月試してみた結果、どんな壁にぶち当たったのかを書いておこうと思います。
ちなみに比較するスマートフォンは以下になります。
Android : OPPO Reno A
iPhone : iPhone12 mini
注意 素人主婦の意見ですので、間違っている情報ありましたら教えて頂けますと幸いです…
基本情報による違い
今回比較するOPPOは、ハイミドルレンジモデルと呼ばれる中でもコストパフォーマンス最強スマホです。
3万円台でストレスフリーの快適な操作が可能と言われていますが、1年半ほど使った中で実際に不便に思う瞬間はほとんどありませんでした。
OSはAndroid 9.0ベースのColorOS 6
有機ELディスプレイ
メモリが3万円台でRAM 6GB
生体認証が指紋認証
DSDV(2番号同時利用)
バッテリーが3600mAh
おサイフケータイ対応
ゲームスペース
OSはiOS14
有機ELディスプレイ
生体認証が顔認証(FaceID)
DSDV(2番号同時利用)
バッテリーが2227mAh
Apple Wallet対応
MagSafe(磁力)
OS性能やディスプレイが有機ELであること、DSDV、防水防塵性能などに大きな違いは感じられませんでした。
生体認証とカメラ機能に大きく違いを感じ、特にカメラ機能は、OPPOにはない「LIVE Photos」などのような多機能さがあり、非常に魅力を感じました。
実際使った時の違い
スペックはiPhoneの方が圧倒的に良いとされていますが、体感としてそれほど違いは感じられませんでした。
むしろiPhoneは、LINEの通知がアイコン上はあるのに、開くと表示がワン・ツーテンポ遅かったり、
英語入力から日本語フリック入力に切り替える時に、一部のボタンの切り替えが間に合っていなかったり。
地味にストレスです…
(最大メモリがOPPOの6GBと比べて4GBと少ないからでしょうか…)
実はOPPOで個人的に好きだった機能が、スクリーンショットのジェスチャーでした。
3本指で画面を上から下になぞると、スクリーンショットが撮れる仕様になっています。タスクを書く面倒をいつもスクショで対応していたので、これがとっても便利でした。
「ゲームスペース」も、例えばツムツムをやろうとしたときに、普段のモードからゲーム優先の「競争モード」に変えると、通知をシャットアウトした上ゲーム上の動作をサクサクにしてくれます。
指紋認証とFaceIDシステムはかなり違う所だと思いました。どちらが良いかと言うと、このコロナ禍では圧倒的に指紋認証ですが、マスクさえなければFaceIDかもしれません。
私は「マスクありでFaceIDをセットする」方法をやってみましたが、結局若干マスクを下げて鼻の頭を出さなければならないという面倒があって諦めました。
FaceIDだとスリープ時間が即時しか選べないので、画面を閉じるたびにロック解除を求められ苦しみました。
その後、設定からFaceIDでの解除をやめパスコード入力での解除を選択した上で「スリープ時間延ばす」という面倒な方法を選んでいたのですが、それも面倒になったので、FaceIDでの解除を選択した上でパスコードを初期の6文字ではなく「4文字入力」でロック解除する方法を取っています。
両方とも設定から変更可能です。
変えてみて気づいたこと
iPhoneユーザは日本に多めという事で、たとえばネットに問題が起こった時の解決策が出てきやすいという記事をよく見ますが、
結局私の体感だと「わかりにくい問題がiPhoneには起こりやすい」気もしました。
ここまで来て私はiPhone12 mini という最新機種を「絶対に返品する」と正直意気込みました。
また、大きいスマホはそれ相応に使いやすいよう、操作に対するジェスチャー機能が豊富であり、個々のアプリや機能に対するカスタム性も高い事もわかりました。
しかし、何よりも一番体感したのは「軽さ・コンパクトさ」でした。
ポケットに入れている事を忘れさせる軽さ、小さい女の手でも収まるコンパクトさにより、私が以前より悩んでいた指の痛みが無くなりました。
重いスマホを常に持っていた事が要因であったという明確な結果がでる形となりました。
iPhoneのやり方に苦戦した操作達
こちらに苦戦した操作を一挙羅列します。大変見辛いため、飛ばしていただいて構いません。切り替えたばかりの方は、見たら何か気になっていたことの解決策が載っているかもしれません。
Androidからiphoneに移行した方は、少なからずどれかの苦しみを受けている可能性があるので、私の解決案が役立てば幸いです。ポイントとなる単語を太字にしておきます。
・スクリーンショットを両サイドボタン同時押し以外に設定する(買ったカバーが固く押しづらくなった)
→背面をトリプルタップするとスクショできる機能を発見
・音量ボタンがわからない
→普段音量ボタンで消音にしていたが、iPhoneはサイドのスイッチであることを知る
・稼働中のアプリの一括消去法
→できない。
・ウィジットの設定の仕方
→両機種とも設定できるアプリとできないアプリがあるが、iphoneの方が設定できるウィジットが多い上、OPPOよりもデザインの良いウィジットが多い。
・iphoneのApple Wallet
→楽天の民だったので、Edyが使用できない事に気付かず、残高8円の移行を断念。
※Android側のEdy使用を停止し、一度楽天に預けてからEdy機能付きカードへ紐づければ移行自体は可能です。
・iphone固有アプリ「ヘルスケア」をウィジットに設定(歩数計を設置したい)
→できなかった。代わりのアプリ「STEPSAPP」を導入。OPPOで同じアプリを入れてみたが、同じような可愛いデザインでのウィジットは再現できず。
・OFFしても、bluetoothが毎日勝手に起動してくる
→設定からBluetoothをオフにしないと毎日回復してくる
・FaceID設定へのショートカット
→設定画面を指ワンタップで移動することはできる(「Assistive Touch)」が、直接FaceID設定画面へはできない
・コピペの仕方が異なる
→Androidでは長押しで全て対応していたが、iPhoneではタップ回数や長押しのタイミングを駆使してコピペするようだ
・バッテリーの持ちについて
→miniは小型のため、OPPOの3600mhに比べれば当然多少バッテリーの持ちは悪いが、効率よく使用できるようになっているらしく、確かに動画を永遠見るような操作をしない限り2日は持つ。筆者は現在サブ化させたOPPOをSNSゲーム機としているため、連絡や管理ツールを閲覧するだけなら睡眠直前で70%の電池だった。
・並べ替えしかできないホーム画面
→できない。仕様。
しかしホーム画面上にウィジットを自在に入れ込むことができる。
・LINEでトークが引き継げない
→iCloud保存のものしか引き継げないとのこと。知らずGoogleドライブに保存し、移行手続きを済ませてしまったため全て消えた。
OSが違うとできないらしく、Googleドライブ上にはいるので、iphoneをやめればいつか入れられる…
・購入したばかりなのに機体が熱くなった
→iphoneはある程度は許容しなければならないらしい。しかし同時に購入した夫のiphoneは簡単な操作で私の端末よりもはるかに異常な熱を持っていたためリコール。(目安は「持てれば平気。持てないくらい熱かったらやばい」)
・黄色い画面の発色
→画面の発色が黄色に近い。様々な設定を変更したが、完全にOPPOと近いほどの青白さは再現できず。仕様。
・ヌルヌル動作で、むしろすべりすぎて変換選択で行き過ぎてしまう、その割に英語入力からの切り替えが遅い
→滑るような動作・動きをしているため、予測変換の一覧を滑らせると行き過ぎる。ストレス。
しかも文字入力の切り替えが追い付いていない。諦める。
・文字の削除スピードが遅い
→削除ボタンを押し続けて文字が消えていくスピードが非常に遅い。ストレス。仕様。
・サイドのタッチが反応しない
→小さい端末という理由だけなのかわからないが、押しても反応しないときが多々ある。タッチの反応具合を変更できる設定はあるが、中央の反応速度は問題ないため、仕様。
小さいと押し間違えしやすい
→巨大化Androidの反動。小さすぎて指で押しているつもりでも、よく見るとずれているときがある。
・カレンダーを好きな形に設定できない
Googleカレンダーをウィジットに思う形で設定できなかったが、別アプリで代用できた。
結局返品しなかった・まとめ
Androidと比べてやはり良いと思った点は「戻る・ホームボタン」があること。特にOPPOはユーザごとにボタンの順序を自由にカスタムできる(戻るボタンを左右どちらにも設定できる)ため、画面が大きくてもそれほど操作に困ったことはありませんでした。
そうは言っても、miniは画面の端まで親指が届くことから、「画面の左端から右端にスライドする」戻る操作がとっても快適。OPPOは同じことができても、女の小さい手では届かない。
動画をそれほど見ないため、欠点と言われる充電にそれほど不満を持たない、何よりOPPOとの一番の差を感じる「カメラ機能」に魅力を感じました。
よって、結局そのまま使用することに決めました。
しかし次の機種にする時は、小さく軽い機種さえ出れば今の所Androidに戻る気がします。
操作にかなり慣れては来ましたが、CPUが良いにも関わらず動作があまりよろしくない場面は少なくなく、カスタム性の乏しさに寂しさを感じる面も体感としては多いです。カメラ機能は、今後より高性能な機能がローコスト化していくことを期待します。
画面が大きいという点は、操作については多機能ジェスチャーでカバーしており、大きい画面で操作ができることは大画面で映像を見ることも可能であるし、細かい操作を大きい画面で触れるという良い面も大きい事が今回の事で分かりました。
・重さの体感の違いは明確に出た
・カメラの機能と携帯コストとのバランスで判断
・黄色い画面がどうしても気に入らない方は、iphoneは無理かも?
iphoneは長命のイメージですので、どうなるかはわかりませんが、現時点でのスマホラインナップでコスパと使い勝手を優先とした勝者はiphoneでしたので、これからも様子を見ていこうと思います。