ここ数か月で、どのアプリにも利用可能となってきた「オンライン婚活」
新型コロナの影響で、せっかくマッチングして会話も弾んできたとしても、肝心の会う事叶わずの状況を打開する「リモート活動」
アプリ内での提供も導入され、そうでなくとも身近なLINEでもすぐに利用可能です。今やリモート活動に抵抗を持つ人は減り、絶好のオンライン時代到来です。
オンライン婚活への興味はどんどん湧いていきそうですね。
この記事では、オンライン婚活での主観的感想を以下に述べていこうと思います。
1.現在のオンライン婚活環境
新型コロナの影響で外出自粛となり、せっかくのマッチング&会話成立にも関わらず、肝心の対面での交際が発展させられません。
しかしコロナ渦が始まって数か月経った今。仕事でもリモート会議、プライベートでもオンライン飲み会などが巷で流行し、政府も「リモート帰省を」と後押しするほど、オンラインでの出会いは一般化されています。
婚活アプリというツールも、一般化されてからが大きな需要の高まりと共に質の向上に繋がっていきました。
コロナと共存していく生活様式という事で、コロナが収束しても、おそらくリモートワークの時代がやってきたことによってオンライン婚活は常用ツールになっていくでしょう。
自粛の続く今は、特にユーザーが集中していると思いますので、オンライン婚活に手を伸ばすことは悪くないと思われます。
2.オンライン婚活に対する世間の意識
リモート自体の抵抗感が減ってきている事もそうですが、緊急事態宣言によって多くの方が外出自粛を受け、仕事も休業を余儀なくされた方が増えました。
今まで仕事中心で抜け目の無かった人ほど、仕事ができない事による収入の減少やプライベート時間の増加を感じる状況だったように思えます。まして職業によっては婚活どころか就活しなければならなくなっても、それすら断念せざるを得ない状況に、経済面の不安は募ってしまうし、今まで感じていなかった孤独感を覚えるようにもなるかもしれません。現状よりも前に自分自身パートナーを得ることができ、幸か不幸か最前線ではないものの医療従事者として仕事はさせて頂けておりますが、長い独身時代で無駄に孤独を感じやすかったので、仕事を持っていて良かったなと感じています。
結婚願望が湧く状況が増えていると感じました。女性であれば、結婚することでパートナーや子供など大きな存在を得ることができるなど、結婚観を見つめなおす人なども増えているのではないでしょうか。自分を見つめなおしたり、自分磨きをする時間もできたりと、良い面も含め、オンライン婚活には動きやすい状態な気がします。
3.オンラインのメリット・デメリット
思い付く何点かを書いていこうと思います。
3-1.オンライン婚活のメリット
メリット1.コロナ事情からの回避
外出をする必要がないので、物理的に感染の危険性を伴わないで出会えることは非常に嬉しい事です。
また、周囲から「このご時世に外出をするのか」と不要不急の外出をする事への引け目が生まれません。
今では「不要不急の外出をした」事は、犯罪のように扱われる時代です…
メリット2.コスト
活動場所は家でもカフェでも自由であるため、お食事代などシチュエーションにお金をかけなくて済みます。
夜開催でも、お酒を無理やり飲まなくても気づかれませんし、自由度は圧倒的に高いです。
メリット3.利用のしやすさ
実際の対面では、待ち合わせ場所の指定や全身トータルコーディネートまで考えた方が良いですが、リモートであれば、最悪上半身のみフル装備さえすれば会話が成立します笑
自宅なら、画面に映るエリアのみ飾ればよいので、かなり手軽に始められるでしょう。
しかし、自分の趣味などをアピールしたい方は、ある程度自宅のアピールをする事もポイントになると思いますので、見せ方に工夫すると吉だと思います。
メリット4.相手の情報入手のしやすさ
掲載されている写真だけではわからない、現在の状態が接触せずに確認できます。婚活アプリを始めた最初の頃、使えそうな写真を揃えるのに苦労しなかったでしょうか?私自身、そして結婚相手もそうでしたが、数年前の写真や下手したら学生時代の面影(?)の写真を使用している場合が非常に高いです。その点、対面という苦労をせずに本人の最新の動く姿を確認できるので、気軽さと情報のお手軽さは非常に優れています。
また、自宅の背景でプライベートが覗けます。対面でプライベートが一目で確認できる術は本人の見た目・所作と装飾品です。オンラインならこれに+αされるので、お得です。
家だからこそできることもあります。敢えて打ち合わせて手料理を作ってもらったり、相手が自分でどんなものをあらかじめ用意して食べるのかが見えることで、より相手のステータスを見ることができます。何を買ってきたかなど聞くことができれば、普段の金銭感覚も感じられる可能性もあります。
メリット5.安全面
対面の最も危険な点は、相手が危険人物だった場合に尽きます。
危機管理意識が高い!と自負していても、落とし穴はどこにでもあります。
オンラインでの安全面は、性的被害や当日の金銭トラブルを防げることです。夜でもお酒を飲まなくて良いし、飲みすぎた勢いで夜だからと襲われたりする危険性もないです。
3-2.オンライン婚活のデメリット
デメリット1.相手の質
相手と気軽に繋がりやすい、それは危険な人物との繋がりやすさが増したことの裏返しでもあります。
オンラインに慣れてしまうと、相手の質の幅が広がり、そこでなかなか良い人に出会えずテンションの下がる会話ばかりが続くと、メンタルが保てなくなってきてしまいます。
またオンラインだから、と対面よりも緊張感が抜け、自分含め不適切な表現も気軽に出るかもしれません。
そうして簡単に稚拙な言葉や不潔な言葉を出してしまうというのは、早い段階で本性が見えるという事で、それは両者にとって腹を打ち分けるという意味で良いことかもしれませんが、人間は完ぺきではありません。この油断でせっかくの一期一会が一瞬で冷めてしまいかねません。
対面という、最初はみな緊張した状態でも優しい気遣いができるかだったり、雰囲気を見ることができたり、そのひとクッションがあってこそ徐々に相手の事を知る楽しみも生まれると思います。
デメリット2.自身の危機管理能力
デメリット1でも触れましたが、気軽さ故に慎重さに欠けてしまい、両者ボロが出かねません。うっかり自分の個人情報を言ってしまう危険性もあります。
一番危険なのは、主催者のいる企画上の出会いではないので、他者の介入がありません。つまり、完全に自分自身の自己責任で立ち向かわなければならないという事です。
なので、対面していればそこそこ湧き出ていた緊張感が多少緩和するのは、危機管理能力の低下に繋がりかねません。
デメリット3.相手の情報
食事をしなくて良い、というのは、第三者の介入がありません。店員へどんな接し方をするのか?など細かいですが、他者がいることでわかってくる情報はありません。さり気なく観察できる情報の違い(画質や状況にもよる)が生まれます。
また非常に感覚的な話ですが、対面だからこその実感がないため、相手の本当の雰囲気が分かり辛いです。
4.オンライン婚活をする上での注意点
対面ではより慎重になっていた危機管理意識が、直接ではないから平気だ!と侮って低くなる可能性があります。油断してむやみに初対面から情報を与えすぎないように注意してください。対面であっても、一回目で相手を信用しきることは非常に危険です。
また気軽さ故に時間制限もしづらいかもしれません。嫌だった場合でも切りづらい場合もあります。どうでも良いかと突然切ったりすると、後で何かしらの酷いアクションを起こされる危険性もあるため、行動は慎重に。ダメだった場合も踏まえ最初に「何時までにしましょう」と時間を決める発言をしておいた方が良いかもしれません。決めて嫌がってくるような方に執着する必要はありません。たった一人の大事な人を見つけるまでのステップですので、焦らず別の人を探しましよう。
5.まとめ
一気にオンラインが浸透し、婚活アプリに驚いていた時代が懐かしくさえ思います。使ってみると意外と良いものはたくさんありますが、気軽だからこそ慎重さと判断力が必要になってくるとつくづく思います。
・執着しすぎない