コロナが始まってしまって以来、イベントなどが多く中止され、人と直接会う機会を作るのが難しくなりました。今でももちろん、感染対策を行いながら続けられているイベントはあると思いますが、参加する側も運営する側も、懸念はされます。
しかしコロナが開けたとき、きっとまたこういった出会い方は活発になっていくでしょう。私は、アプリでの婚活の他に、街コンや見合い形式の合コンにも参加してきましたが、今回はスポーツコンの体験談を書いていきたいと思います。
いわゆる、趣味コン
出会いたい年齢を指定する事に加えて、自分の得意や興味で共感の持てる人を探せるという良いとこどりの出会い方です。スポーツの他にもジャンルは多岐にわたり、動物好き、アウトドア好きなど、選べる種類は豊富にあるようです。趣味が特別ない方でも、相手に求める趣味を目当てに参加されても良し、何となく体験してみたいなという気軽な理由で選んでも良いと思います。
私は自分がテニス経験者だったので、自分の力量が上手い下手に関わらず、2回程テニススポーツコンに参加してみました。今回はそちらの体験について書いてみようと思います。
はじめてのスポーツコン ー 都会の中、屋上テニスコート
会場はデパートの屋上にあるテニスコートで、面数は2面でした。特別広くない施設でしたが、着替えのスペースは用意されており、その時に参加者の様子や自分の順番などが確認できるよう、少し早めに行きました。と言っても到着順に番号が振られたところ、少し序盤の番号かな?くらいでした。大体のこういった集まりであるものだと思いますが、受付で簡単なプロフィールを記入する用紙をもらいました。
着替えのスペースでは、一人で参加していた私は特に話しかけられない限りは軽く周りを観察して静かに過ごしていました。同姓の参加者を観察する上で、外見以外で例えばどんなスポーツウェアを着ているとか、そもそもどの程度の装備で来るのかとか、そういったスポーツするからこその部分が見られるのも特別だったかもしれません。スポーツウェアはけっこうおしゃれ風で来るものか、簡単なジャージなどで来ていてあまり気にしていないのか、見るのも楽しかったです。ちなみにその日の女性側は、思っていたより未経験者が多く、あまり目立ちすぎない程度のウェアで来ている方が多い印象でした。
時間になって集合を受け、大まかなスケジュールを説明されてから、まずは参加者の自己紹介が始まります。スポーツコンならではなのか、体育座りのまま、男性が1人ずつ横にずれていく形で行われました。
一通りの紹介が終わったら、ついに運動の始まりです。
運動とコンパを交互に
最初にとっても簡単なストレッチ(ラジオ体操のようなもの)を行ってから、2チームに分かれて小ラリーをしました。それも未経験者が混ざっているので、和気あいあいとじゃれるようなラリーでした。「どれだけ優しくラリーしてくれるかな」とかキャッキャしながら、待っている間にも少し頑張って隣の人とトークしてみるとか、そういう感じでした。
この段階で少し緊張もほぐれてきた(という前提でもあるのでしょう笑)ところで、休憩も兼ね、分かれてテーマを設けてグループトークする時間が与えられました。個人的な進捗としては、この時に意外にもテニスの組み分けで話す相手ができて、女性の知り合いができました。年が近くて待ち時間があると、割とフリーに話せるのも良いところのようです。
そして最後のフリートーク。各自グループを作らず自由に歩き回ってお話をするという時間も与えらえました。グループで溜まっていたままの人もいれば、積極的に動く人もいましたが、こういう時やはり人気の方には人が集中したり、気になっている人が動かないでいると逆に自分から行きずらくそのまま話さないで終わるなど、様々な行動パターンが見られました。
よくある街コンだと、私が行った事のあるものでは、
・短時間で与えられたカードに書かれた情報が覚えられない中、相手を見定めるので必死になる
・目まぐるしく話す相手が強制的に変わって誰が誰だかわからなくなる
・友人と行くことで友人としか話さず終わってしまう
というパターンになってばかりだったので、フリートークが多い部分はとても良かったなと思いました。
次は簡単な球出しのあと、別れた2チームで順番にゲーム形式が行われました。男女で組むので、男の子が頑張ってくれるとか、意外と女の子の方が経験者で頑張ってくれる場面とか、割と楽しめた印象があります。しかし全体として初心者ありきの進行のため、実際まじめにテニスの実力が見えるような会ではなかったことが発見でした。
ちなみに、そこまで暑い日ではありませんでしたが、運営側の気遣いか時間の都合か、かなりの頻度で水分補給の時間が設けられましたので、初心者をはじめ、運動不足の方でも安心して参加ができると思います。
最終テニス体験が終わり、整列した後に、気になる相手の番号を本命1名、次点で気になる人1名を記入し投票するという時間が訪れました。しかも本命と数字が一致した場合、結果発表されるという恥ずかしの展開付きです。悩みましたが、何となくという理由でいずれかの男性を選び、投票しました。
そうしたら、なんと30人ほどの参加者の中から数人のカップルが生まれ、私もその内に入ってしまいました。選んだ理由は外見と多少フリートークやテニスの待ち時間に話した時に気さくにして頂いたというくらいの理由です。
ワーと一度盛り上がった後、早々お開きになりました。そこからはお互い自由にやり取りしてくださいとのことで、一応連絡先を交換しました。知り合った女性とも連絡先交換をして、帰りはその女性と食事をした次第です。
しかし結論としては、マッチングした相手と1,2回のやり取りをしただけであっという間に連絡はできなくなり、返信は来なくなりました。知り合えた女性とは数回遊ぶことができました。最終的には疎遠になってしまいましたが、ドライブもしたりできた仲になれたので、良い思い出だったなと今では思います。
初回の少ない情報で、相手を選ぶという難しさ
街コン・スポーツコンなどのコンパに付いてくる問題は、
初めましての状態から、コミュニケーションをすることで相手の情報を自力で得ていかなければならない
という点です。じっとしていて相手の方から話しに来てくれる素敵な顔面を持っていたとして、少ない情報下のもと、自分も相手に合わせて会話をしなければならないところは、かなりのハードルの高さだなと私は感じています。
「お互いに少ない情報でまず結ばれなければならない → 積極的に発展していかなければならない」
この過程が結構大変です。
私が結果的に利用して上手くいったアプリ婚活では、最初から自分でパーソナルデーターをある程度確認し、熟考できる時間があります。失敗してしまう要素が減るという点もアプリ婚の良いところです。
しかしスポーツコンの良いところもあり、スポーツをすることで実際に活発に動いている異性を見れるというのはとても新鮮な事です。しかも自分と共通の趣味であれば、なお深まりやすいでしょう。様々なデータも、趣味が共通していると類友になりやすい点もありますし、徐々に相手の事を知っていくことが苦でなければ、とても自然な育み方ができるでしょう。
この一度目の体験でスポーツコンの雰囲気を感じ取り、スポーツの良さと、スポーツをやる人物をどう捉えるかなども考えることができたので、次回に活かそう!と次の機会も作っていく決意ができた回になりました。
次の記事では、2回目のチャレンジ ー 田舎の方でのスポーツコン を載せようと思います。